【おかげ様の教え】103話 一人では…

2020年1月11日

おかげ様

『一人ではな、
 何もできんのじゃ』

あたり前の事に、気がつかなかったです。

私達は、誰も誰も、一人で生きているんじゃない。

皆様に生かしてもらってるんだ。

おかげ様は、教えてくれました…。

地道に地道に、コツコツと教えてくれました。

ひでむすは、25年前から、無農薬有機栽培のお米を送っていただいております。
青森の小田川さんが作る『元気米』です。

何年前だったでしょうか、冷夏のためお米が不足しタイ米にお世話になった時がありました。

その時、いつも取り寄せている、この元気米は普通に収穫ができました。
当時は、そのお米はバニアという品種だと言っていた様な気がするのですが………。
昔からの品種の、とてもおいしいお米です。

冷害で不作の時も、ここのお米は収穫することができました。

ゆえに皆さんが、米不足で困っている時、ひでむすは普通に日本のお米を食べることができたのです。

人は一人で生きているのではないと言うことを知った最初の経験です。

お米を作ってくださる方、それを配達して手元まで届けてくださる方、そうした方々のおかげで、私は、お米を食べることができると言うのに気が付きました。

水道から出てくる水も、当たり前のように使っておりましたが、東日本大震災を経験し、これも水道工事をしてくださった方、家を建ててくださった方、そして水道局で働いている方々等、皆様のおかげで、恩恵に預かっていると言うことを、思い知りました。

今、生きているのが、多くの方々のおかげ様なのに、全く以て感謝がなかった日々を過ごしておりました。

冷害でお米不足を経験した時、心苦しかったのは、『本来食べるであったろうタイ米を、日本人が買い占めてしまい、現地の方々が米不足で苦しんでいるであろうなぁ』と言うおかげ様のつぶやきを聞いた時です。

周りでは、感謝の言葉もなく、タイ米に対する不平不満の声が多く聞こえました。
メディアでは、タイ米を批判する様な情報が流れていました。

本来でしたら、お米を分けてくださった方々に対して、ありがとうという心とともに、一粒残さずいただくというのが、基本ルールではなかろうかと思った次第です。

ひでむすは、タイ米大好きだったので、ご希望者の方と、うるち米とタイ米を交換して、タイ米を食べていました(笑)

その時、国には備蓄米というのがあると言うことを聞いていたのに、結果として米不足を経験し、国の備蓄米と言うのはどこに行ったのだろう、本当にこの国は大丈夫なのか?と思った次第です。

国民を飢えさせないというのが、国の一番の基本ルールなのになぁ~~、支え合いながら、幸せに生きて行くのが基本ルールなのになぁ~~。

本当に、人は一人では生きていけないんだよなぁ~~。

11というのは、数霊では門の意味があるとか。

今日は4月11日。
また新たな感謝の門を開きたいと思って目覚めたひでむすです。

ご一緒にどうですか?