第51回 花粉症克服 食生活で

2006年5月9日

 「今年は花粉症がすっごく楽だった。信じられない!」友人の後藤ちゃんがとても喜んでいました。なにせ20年もつらい花粉症とお付き合いしていたようですから、喜びもひとしおです。「何か去年と違った事した?」「うん、夏にビールをほとんど飲まなかった。あと、調味料をひでむすお薦めのものに変えましたね。食材もちょっとだけこだわりはじめたかなぁ…。あ、油も変えた。揚げ物も少なくなって、そのぶん野菜を食べたなァ。主食はもちろんご飯。」
 後藤ちゃんだけでなく、とてもひどい花粉症だったひでむすも食事の内容を変えてからほとんど気にしなくていいくらい症状が楽になりました。ひでむすの場合は、動物性の食品(卵、肉、牛乳、チーズ等)はなるべく食べない、大好きだったチョコレートは厳禁、お砂糖も×。主食をごはんにする。調味料は本物をつかう等ですね。簡単にいえば、普段の食事を和食にもどしただけなのですが。
 そもそもアレルギーっていうのは、体内に入ったものの分解が上手くいかないからおこる症状です。食べ物っていうのは口の中で噛み砕いて小さくし、その後、胃のなかで胃酸で分解してから腸に送りこまれ、栄養として吸収されます。バラバラにする過程で、蛋白質がアミノ酸まで上手に分解されればOKなんですが、その途中で分解がうまくいかないと、体内でこれは敵だって判断して、どんどん攻撃してきてしまうのです。ヒスタミンなんていうのがドワ~っと出てきて、体の中でインベーダーゲームがはじまっちゃうんですね。攻撃されている時は、本人はモウレツに痒かったりクシャミや鼻水が出たり…。たまったもんではありません。1度敵だって思ったら、同じ物が入ってくるたびにこのインベーダーゲームがおこります。「抗原抗体反応」といい、これは残念ながら治りません。ゆえにアレルギー反応が軽くなるよう、いろいろ工夫するしかないですね。症状を軽く乗りきる為、クスリだけではなく普段の食生活を見直してみるのもいいのではないでしょうか?

□■□  焼き蕎麦  □■□

<材料>(2人前)
☆ 乾燥細蕎麦 150g 長ネギ 100g
☆ 胡麻油 大さじ1 醤油大小さじ2
☆ オカカ ひとつまみ

<作り方>
1、斜め細切りにした長ネギを、胡麻油で炒める
2、醤油を鍋はだから回し入れてネギに醤油味をつけ、
  硬めに茹でた蕎麦を入れて一緒に炒める
3、お皿に盛り、オカカをのせる
☆ もみ海苔、擦り胡麻などをトッピングしても美味しい

<コメント>

 どうも、ひでむすです。ヤキソバっていうと、中華麺のイメ―ジですが、今回は蕎麦で作ってみました。お醤油味でオカカのトッピングですので、純和風です。
 最初は「え?」と思うかもしれませんが、これが結構オイシイんだよ。 細麺を使うと味がからまってオイシイです。あと、のびきってしまうとマズイので、硬めに麺を茹でる事をオススメします。
 野菜はお好みで何でもいいんですが、長ネギだけのほうがオイシイ…。今の時代、欲張りすぎで、あれもこれも入れりゃいいんだとばかりに、ワシャワシャ入れてつくったりする方がいらっしゃいますが、ワシャワシャ入れたほうがオイシイ場合と、的を絞って入れたほうがオイシイ場合とありますので、お好みで加減下さい。
 脂肪もゴミも物も貯めこまないほうがスムーズに動けますね(笑)。なんだか、料理もそうかもしれない…って、最近思うようになりました。まぁ、今回はシンプルな味をお楽しみ下さい。