第71回 好きな分野で「一等賞」

2006年10月17日

 ひでむす出身の呉市では、小学校の運動会は秋でした。母が運動会弁当を作ってくれ、校庭にゴザひいて、家族で御馳走をほおばったものです。父ちゃんも母ちゃんもジジもババもやってきて、運動会は宴会のようでした。部落対抗リレーなんて地域ごとに素晴らしい盛りあがりで、地元のオリンピックといってもいいくらい。対抗リレー選手で最も足の速い子は地区の大スター。同級生からは羨望のまなざしです。かけっこ万年ビリっけつのひでむすは、運動会のスーパースターに憧れました。
 時代はうつり、我が子の運動会で地区対抗リレーはありませんでした。どの子も一等賞がとれるチャンスがある工夫がされた競技内容に先生方の御苦労があらわれたものが多くなりました。親に似て運動音痴の娘を持つ身にとりましては、それはそれで嬉しいのですが、かけっこの得意な子が、地域や親しい人達からの応援をうけ、一生懸命走る姿もまたいいものです。最近では、棒倒しや騎馬選なども縮小傾向になっています。理由は大怪我をする子が増えているそうだからとか…。外遊びをしなくなった弊害が運動会の競技種目にもあらわれているようです。
 勉強が好きな子もいれば、絵が好きな子もいる。かけっこが大好きな子もいれば、人の前でお話しするのがワクワクするという子もいる。大好きなワクワクする分野で一等賞になるキラキラ輝く環境つくり。学校でも地域でも、子供の未来に幸せな人生をといろいろな活動がはじまりました。こころもからだも元気で自立した大人に育ってくれるよう、大人も学び実践する時代到来ですね。秋晴れの空をながめつつ、どの子もどの子も人生の一等賞に輝けと願う日々です。また、秋は実りの季節でもありますね。さて、サツマイモもお米もおいしいこの時期。ホカホカ炊き立てのイモ飯でも食って、今日も元気にすごしましょう!

□■□  サツマイモご飯  □■□

<材料>
☆ 米3合、水3合、サツマイモ300g
☆ 塩、酒、少々

<作り方>
1、サツマイモを洗い、皮付きのまま1㌢くらいの
 角切りにする
2、米をといで水、塩、酒とサツマイモを炊飯器に
 入れて炊く