第46回 ノンビリ飼育で味は秀逸

2006年4月4日

 大自然の中で暮らしている友人がいます。電気もガスも水道も、私達が当たりまえと思っているライフラインは通っていません。
 彼は、子供が大きくなり、教育にお金が必要となってきたので、鶏を飼い始めました。卵を売って外貨を稼ぐ為です。自然の中で飼われている鶏さん達は、青空のもとコッココッコとのんびり自由に暮らしています。「もし自分が鶏に生まれたら、せめてこのくらいの環境で暮らしたいよなって思う程度の飼い方なんだよね」という飼い主の基準の基に、鶏さん達はなんだかのどかで幸せそうです。1週間に1度、山奥から貴重な卵をもって、配達に来てくれますので、「元気の素アンテナショップ」でその卵を食べたいと希望する人達のお世話をさせていただいています。年に1回か2回、ノンビリ育った鶏さん達でウインナーを作ったものを分けてもらえます。鶏と塩だけで作った、いつ入手できるかわからない幻のウインナーです。何年か前、クリスマスに娘がどうしてもローストチキンが食べたいと言うので、1羽しめてもらった事があります。ごんがり焼けた鶏さん。食べてみてビックリ仰天。硬い、身がない、が、すっごく美味しい。考えてみれば、大自然のなかで自由に歩き回り、ヘルシーな自然のものを食べている鶏さん達ですからシェイプアップされてて当然ですよね。味は抜群なのですよ。が、歯がたたない。どうしても悔しいので、み~んな丸ごと鍋に入れて、野菜と一緒にコトコト煮、スープをとってラーメンにして食べました。素晴らしく美味しいラーメンの出来上がりです。そんな鶏さん達で作ったウインナーです。美味しいのは当たり前ですが、作ってくださった方の御苦労を思うと、本当に貴重だなぁという感謝の気持ちでいっぱいになります。我が家は幸い冷凍庫がありますので、まとめて買って冷凍しておきます。
 溢れかえる物からではなく、貴重な物から感謝の気持ちって生まれてくるのかなと思いつつ、ウインナーを目の前に「いただきます」と手をあわせるひでむすです。

□■□  目玉焼き丼  □■□

<材料>
☆ 卵 1個 塩少々、オカカ、もみ海苔、お醤油 各適量
☆ ご飯

<作り方>
1、フライパンを火にかけ油をひき、卵を割り入れて塩を
  ふりフタをする
2、白身が固まってきたら、水を少し入れて蒸し焼きにし、
  黄身が半熟状態で火からおろす
3、丼にアツアツご飯をもり、おかか、もみ海苔、卵の順
  にのせてお醤油をかけて食べる

<コメント>

 早い話、メダマヤキに醤油とオカカと海苔をかけて食べるだけなんだよね。どういう訳かわが娘は、メダマヤキが不得意です。自分は絶対出来ないと思いこんでいるのが出来ない理由なんでしょう。
 卵自体、あまり食べないので、このメダマヤキ丼は、我が家では御馳走です。
 手間隙かかるキンピラや煮物は普段食なので、御馳走ではありません。
 作る側としては、複雑な心境です…。
 卵も牛乳も美味しいのですが、なんだか続けていると体調が悪くなります。穀物と野菜をモリモリ食べて、味噌汁を飲んでいると、元気になってきます。
根っからの日本人です(笑)

まぁ、簡単なのでぜひ作って召し上がってください。