第72回 名物は地元でリサーチ

2006年10月24日

 鹿児島に行って来ました.。いわきの家を朝4:20分に出発し、お昼すぎには鹿児島に到着です。飛行機だと東京―鹿児島間を90分で移動してしまいます。高速バスで東京に行くより時間がかかりません.。どんな交通手段にするかで、かかる時間と移動距離が全く変ってくるわけで、やっぱり飛行機ってすごいですね。そろそろ暖房器具をだそうかと思うほど朝夕が冷えこむいわきと違い南国鹿児島ではまだ冷房がはいっていました。日本って長いんだなーと妙に関心しました。ついでに言うなら鹿児島は日の出が遅い。
 今は流通が簡単になり、各地の特産品も手軽に入手できる時代です。が、こんな時代だからこそ地元密着のそこでしか食べられない物を探すのが大好きなひでむすです。探し方は簡単明瞭。地元民に聞くの。「ここらへんで何か名物ない?」ってね。もっと具体的には、「あなたがいつも行っているラーメン家さんってどこ?」とか、「ここでしか売ってないものってない?」とか聞きまくっちゃうんです。ホテルのフロントで聞いたりもします。せっかくやってきたのだから、大量生産的に販売されているものでなく、昔からジンワリと地元に愛されているものを見つけようと孤軍奮闘。で、今回は鹿児島から「あく巻き」と「かるかん」をお土産に持ちかえりました。
 あくまきは孟宗竹の皮で餅米を包み木灰汁で長い時間煮て作った、餅ともウイロウとも違う独特の触感をもった鹿児島のお菓子です。孟宗竹をほどき、切り分けてきなこをつけて食べますが、野趣そのままの姿と風味は薩摩そのままという感じがします。同じお菓子でも「かるかん」はちょっとすましたお菓子。山芋を使った独特の生地はしっとりと上品なお味です。それにしても、あく巻きもかるかんもドッチリ重い。肩に食い込む土産の重みと鹿児島での数々の想い出を胸に我が家へと心がはやるひでむすです。

□■□  山芋のお好み焼き  □■□

<材料>
☆ 山芋、キャベツ、ネギ、各100g
☆ 小麦粉半カップ、水1カップ
☆ おかか、醤油、適量

<作り方>
1、山芋はすりおろしキャベツとネギは千切りにする。
2、ボールに材料を入れてよく混ぜ、油をひいたフラ
  イパンで両面をこんがり焼く。
3、お醤油とおかかをかけて食べる。

<コメント>

 行ってきました。鹿児島に。福島県とは随分ちがいます。何がって?はい、風景がちがうんですよ。木が違う。南国の木という感じがするものが乱立してました(笑)。桜島はモクモクと煙があがっているし、地元民はノンビリだし。同じ九州でも博多(福岡)とは随分ちがっているなぁと思いました。灰汁巻きははっきりいって好きキライがしっかりわかれるお菓子ですね。一方かるかんは、メーカーさえ間違えなければオイシイです。おすすめは「明石屋」。空港でも買い求めることができます。鹿児島はラーメンもおいしいのですが、こむらさきに行ったらノンビリ作っていて、味はいいんだが麺が延びてました。間延びした仕事は仕上りも間延びしてしまいますね。せっかく味はいいのに、残念です。ということで、今回のレシピはジックリノンビリと鹿児島風で焼くのがコツです。いそいでひっくりかえそうとするとグチャってなっちゃいますので、ノンビリと焼き上げてください。では、また来週!