第89回 素朴素材で超ヘルシー

2007年4月XX日

 郡山からの帰り道、信号待ちで停車中フッと見るとレトロな和菓子屋さんのドまん前。ウインドウには素朴な手作りのお菓子が並んでいます。ついフラフラとハンドルを左に切り駐車場へ。店内の和菓子はどれをみても美味しそう。「お薦めはどれですか?」と伺ったところ「あー、お勧めはみんなでちゃったなぁ」。マニュアル化された受け答えならば「当店の商品はすべてお勧めで美味しいものばかりでございます」ってな調子でワンパターンの返事でしょうが、長年地元で愛されているお店は流石違いますね。とても正直な御亭主です。確かに空っぽになったトレーが2~3見うけられます。まだお昼前なのにすでに売り切れとは。随分繁盛している和菓子屋さんのようです。が、まだまだいっぱい美味しそうなお菓子が勢ぞろい。あれもこれもとお願いしお会計は…。「1050円です」「え、たったそれだけですか?だったら羊羹とゆべしと…」見積り予算2,000円だったものですからさらに追加で欲張ってしまいました。「お母さん、郡山行くんだったらタルト買ってきて。おねが~い。」子供からのお土産のリクエストは果物のドッサリのったタルト。1切れ600円~700円と随分高価な洋菓子です。が、御指定のものが丁度切れており「今回は御縁がなかったわねぇ」と母はニッコリ。お土産なしで手ぶらで帰る道中でした。
 洋菓子の一般的な材料は牛乳、バター、生クリーム、小麦粉に砂糖、アレンジでチョコレートや果物も加わりゴージャスです。一方和菓子のほうは小豆に小麦粉、砂糖といたってシンプル。。洋菓子が動物性の食材と油脂を使用するのに対し和菓子の素材は植物性で超ヘルシー。今回のお土産合戦はフルーツタルトとお饅頭の勝負。「経済性もカロリーもそして御縁も今回は和菓子の勝ちだな。これで5回はお茶できるぞー」。ドッサリ買い込んだ和菓子と一緒に足取りもかるく家族でのお茶を楽しみにしての郡山からの帰宅でした。

□■□  黒米おはぎ  □■□

<材料>
☆ 黒米 3カップ 水 3カップ
☆ ドライフルーツ、ナッツ、適量
☆ 塩ひとつまみ

<作り方>
1、黒米を洗い塩と水を入れて炊飯器で炊く
2、暖かいうちにドライフルーツを混ぜ一口大に握る