第9回 大好評 簡単で超・リッチ

2019年9月12日

2005年5月31日

「そら豆だ!」
宅配の荷物をあけたとたん、狂喜乱舞。ひでむすのお姑様は、そら豆作りの名人で、この季節は毎年、ダンボールいっぱいのそら豆を送ってきてくれます。
「マメに暮らしていますか?」
「はい、おかげさんで」
ちょっとした挨拶の会話に登場するマメ。しかし、なんでマメなの?という疑問はありませんか。
考えてみれば、日本人はいたるところで豆を利用しているんですね。
大豆の加工食品である味噌、醤油は和食に欠かせない調味料ですが、豆腐や納豆、高野豆腐は手近な惣菜として、小豆は、饅頭や大福、団子等甘味どころに大活躍。アンパンは、和洋折衷の代表格です。お祝の赤飯やおはぎ、ぼた餅等にも小豆は登場しますね。
大豆はダイ豆、小豆はショウ豆と書きますが、大豆を食べるとお通じが、また小豆を食べるとお小水の出がよくなるって、嘘のような本当の話しがあります。
「単語にも、会話にも教訓がある日本語というのは、スゴイなー、カシコイなー」って、ひでむすは一人で関心してしまいました。
マメに暮らしていなかった頃のひでむすファミリーは、豆と言えば、お手軽な納豆と豆腐くらいしか食べていませんでした。
豆を煮て食べる習慣がなかったのですね。
ここはひとつ、マメになる為に「豆も食わにゃいかんぞい」と、意識改革。
豆料理に挑戦するぞとばかり、意気込んで小豆を買い、煮てみる事にしました。
が、拍子抜け。水を入れて火にかけるだけ。あまりに簡単すぎて、料理なんていう程のものではなかったです。
ひでむすは食わず嫌いではなく、作らず嫌いだったのですね。
それ依頼、すっかり豆フアン。「家で煮た豆が一番美味しいねー」と大好評で、3日分と思ってまとめて煮ても、アッという間に無くなる程、豆食い家族になってしまいました。
煮豆は簡単に作れる「元気の素レシピ」の王様だったのですね。
そら豆は、剥くと半分のグラム数に目減りし、かつ、旬も短い貴重なお豆です。
今日はおばあちゃんのお陰で、1年に1度しか作れない、超・ウルトラ・リッチな「そら豆スープ」が食べれるぞー。
大地の恵みと、そら豆作者の義母に感謝!

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そらまめスープ(スープ皿4杯分)

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<材料>
そら豆(剥き身)250g 牛乳350cc  生クリーム大匙3 塩小匙2分の1 塩

<作り方>
1、そら豆をゆで、皮をむく
2、ミキサーに、材料を入れ、滑らかにな
るまで混ぜる

<コメント>

やってきました、新じゃが、新玉ねぎの季節。もうワクワクです。この季節にしか食べることのできない美味しさが満載。今日のレシピもその1つです。なんせ、そら豆って高いもんね。が、そこがミソ。超贅沢なんだから、ちょっと高価でも、年に1度の贅沢贅沢!家では、新聞のレシピの2倍量で作ります。4人家族でスープ皿2回ぶん。東京のリッチホテルに負けない味よ! 生クリームは中沢、牛乳も低温殺菌の質のよい物で作ります。味にうるさい夏みかんも「下手なホテルより美味しい」と言っとるので、手前ミソですが、まあ、美味いと思います。それに超簡単。豆は茹で過ぎない事と、お塩をちゃんと使うことがコツ。ミキサーやクッキングカッターではボツボツ感が残りますので、家では仕上げにバーミックスを使っています。胡椒は入れるのでしたら白を控えめに。家はお子ちゃま軍団が胡椒を嫌うので、豆の味をそのまま満喫しております。♪