第15回 そろそろ収穫 大地の恵み

2005年7月12日

先日、久しぶりにのぞいたお日様に「おー、やっぱ天気が晴れると気も晴れるねー」と、セッセとたまった洗濯物を干しました。
フッと見ると、庭に植えたジャガイモの葉が枯れており、「そろそろ収穫時期だよー」とひげむす(連れ合い)に声をかけて、掘り起こしてもらいましたら、ちいさなジャガイモがコロコロと面白いようにでてきました。
横を見ると、勝手に出てきたカボチャの蔓がグングン伸びて、大きな葉っぱが生い茂り、せっかく植えたきゅうりや茄子がどこにあるのか分らないくらい幅をきかせています。
「こりゃカボチャの葉っぱ高原だなー」と、咲き誇っている花を観察すると、雄花しか見つからない。「これじゃ実は期待出来ないぞ」と言う事で、申し訳ないが抜いて、堆肥になってもらう事にしました。
すっかり綺麗になったひでむすの畑もどきは、茄子やきゅうりが喜んでいるように見えた…のは、きっと錯覚でしょうね。カボチャの気持ちになったら、茄子やきゅうりも手放しで喜べませんものね。せっかくイキイキと幸せそうに成長していたのに、カボチャさん、ゴメンネ。
それにしても、雑草の成長が早いこと早いこと。ついこの間草引きしたばかりと思っていたのに、すっかり復活しています。
まあ、こちらの都合で抜かせてもらうのですから、草には責任ありませんが、生い茂る雑草を見るたび、「アー、また草引きしなきゃー」と思うと同時に不思議な幸せ感が沸き起こってきます。
そう、雑草がイキイキと茂っているということは、作物も元気に育っているということなのです、豊作に向かって一直線の知らせでもあるのです、ワーイ!
食べれるものは作物。ちょいとじゃまになるものは雑草。どちらも大地に根ざして懸命に生きているのに、雄花しかないからとかぼちゃを抜いてしまうひでむすは、食い気満載の勝手おばさんですね。
それにしても 地球というのは凄いなー。種を蒔き、環境を整え、時期がくるとそれが何倍にもなって返ってくる仕組み。また、何も言わず土(食べ物)や空気、水を惜しみなく与えてくれる寛大さ。これなくしては、動物も植物も生きていけません。水も空気も土も、皆で綺麗に使いたいものですね。
環境を汚さない工夫に、ひでむすは、洗剤を使わず食器をお湯だけで洗うとか、ゴミを出さないような買い方をするとか、「ちょっと貢献」をしています。
1人で大きな事はできませんが、1人1人の小さな貯金が大きな事につながり、地球に優しい生活が皆で出来ますものね。
さて、今夜は大地の恵んでくれたコロコロジャガイモを味噌煮にでもしようかな。

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ジャガイモの味噌煮

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材料
小ぶりのジャガイモ600g、
昆布 5センチ、
味噌 大匙 2、
胡麻油 大匙 1
水 30cc
作り方
1、 鍋で油を熱し、皮付きのジャガイモを炒める
2、 昆布と水を入れ、落し蓋をしてコトコト煮る
3、 ジャガイモが柔らかくなったら味噌をいれて水気がなくなるまで煮きり、最後に鍋をゆすって、全体に味噌を絡める

<コメント>

今日はみそじゃがだよ~。イモ洗うのはメンドクサイが、それ以外は安くって美味しくって、作り方は簡単で、なにせ皮を剥かなくて好いので、ゴミがでない。どういうわけか、小さなイモは安くで売られているので、経済的にも嬉しいメニューです。大きなイモだと美味しくない。コツは小さなイモでつくることと、しっかり煮切ることです。ジャガイモに竹串刺してみて、スッと通ったら、コトコト煮ているジャガの上に味噌をポンポンのっけて蓋をして煮切ります。最後に鍋を揺すると、味噌が全体に混ざって好い感じ。最初に油で炒めているので、コックリ感があります。厚手の鍋で作った方が、なんだか美味しい味噌ジャガが出来るようです。小さなジャガイモは今が旬。そのうち店頭から消えていきますので、ぜひお試しください。潰して、サモサの中身にしても美味しいです。