第33回 おせち 今からワクワク

2005年12月13日

今年も残すとこあと半月。随分暖かい12月でしたが、急に寒波がおしよせ、「よっしゃ~、切干大根作ッペ」と早速大根を刻んで干しました。東北に住むようになり初めて食べた切干大根。すっかりファンになり、作り方を教わってビックリ!「切って干すだけ?」。これまで、袋の中でしか見たことなかったものが自分で簡単に作れると知り、ワクワクしてきました。しかも自分で作ったほうが美味しい…ような気がする。手前味噌とはこのことかとほくそえんでおります。御近所の知恵者からコツを教わり、「なるほど~」と切干大根作りを趣味としている今日この頃です。
白菜の漬物も梅干作りもいわきに越してきてから初めて挑戦した事です。「え、自分で作れるの?」って、びっくり。切干も梅干も白菜も上手くいったものだから調子こいてタクワン漬けたら大失敗。まったく経験がないというのは恐ろしい事です。切身で魚が泳いでいると本気で思っている子がいるという話を聞き「え、嘘でしょ」と思いましたが、「スーパーで切身しか見たことなかったら、思っちゃうよな。これがお魚だよってインプットされちゃうもんな」とわが身の切干カルチャーショック事件を振りかえり、妙に納得してしまいました。今のうちに子供にいろんな事を教えとかにゃ我が子も切干大根の作り方を知らずに一生終わりかねないな~と思う年末です。「オフクロの味」と「袋の味」。どっちもありなんですが、自分で作ればなお美味しい。
ひでむすが小学生の頃、お正月三が日はお店が全てお休み。年末になると母に連れられ、かまぼこや伊達巻、ぶりや海老、黒豆、数の子、いくら等の御馳走を買い込み、セッセと作ったおせち。コタツ布団も華やかなものに交換し、お正月をワクワクしながら待ち望んだものです。クリスマスにやってくるサンタさんも楽しみでしたが、お正月の方が、ドキドキ度が高かったです。年が明けるとなにより嬉しいお年玉。羽根突、凧上げし、カルタ取り…。家族で楽しむ時間もたっぷりありました。
元旦にしか食べない超ハレの日メニューのおせち。今からワクワクしています。ケの日の切干もいいが、年に1度のハレの日も「オフクロの味」伝授といきましょ~。

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サツマイモの茶巾しぼり

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材料
サツマイモ1キログラム 生クリーム100cc
抹茶 大さじ1  水2カップ 塩少々

作り方
1、洗ったサツマイモを乱切りにし、水と塩を入れて
柔らかく煮る
2、マッシャーで潰し、生クリームを加え練ってタネ
を作る
3、タネの3分の1を取り分け、抹茶を混ぜる
4、布巾を水で濡らし、中央にスプーン1匙ぶんのタ
ネをのせ、その上に抹茶入りのタネを少量乗せて
茶巾に絞る

<コメント>

どうも、本日は芋キントンです。生クリームを使いますが、お砂糖は入れません。お芋の甘味を引き出すのに、ちょこっと塩を加えます。出来はお芋の甘さに左右されるものなので、材料がよくないと、あんまり美味しく出来ません。コツは芋をねっとり茹でる事。圧力が一番です。あと、我が家では茹でずに蒸していますが、今回のレシピでは、どの家庭でも簡単に出きるようにと茹でる方法にしました。生クリームが入っているので、日持ちしません。ちなみに、生クリームは「中沢」のが美味しい…。で、natsumikanはイラストのお重を「な」で埋めるのに苦労していました。新聞で見ると、訳分らん。「え~、これじゃサッパリわからんじゃん!」ってガッカリして、今朝登校しました。よろしかったら、絵をクリックして、引き伸ばした物を見てやって下さい(笑)。