第39回 甘い誘惑で愛の告白

2006年2月14日

 今日はバレンタインデー。巷ではあちこちで甘いチョコレートと共に、愛の告白が飛び交っているのでしょうか。日本では真剣な想いの告白っていうよりは、年に1度のチョコイベントのような感じです。普段お目にかかれない高級チョコやユニークなチョコなど、どのお店も趣向をこらし、見て回るだけでもワクワクしてきます。
 先日、娘と「チャーリーとチョコレート工場」のDVDを見ました。壮大なチョコレート工場の中には、お菓子だけで作った野原があり、ミントの草原や生クリームのきのこ、リンゴ飴の木など、ヘンゼルとグレーテルに登場する「お菓子の家」どころの騒ぎではありません。圧巻は壮大なチョコレートの瀧です。ザーザー流れるチョコレート。飴で作られた竜の船に乗りチョコレートの川を進んでいくのですが、これがもし本当の空間だったら、ものすごく甘ったるい匂いだろうなぁと、想像しただけで歯が痛くなりそうでした。
 虫歯の予防は、バランスのよい食事と虫歯菌(歯垢)の除去、そして虫歯菌にエサ(糖分)をやらない事ですね。虫歯予防には、唾液も一役かっており、酸を中和する働きや、酸によって溶け出したミネラル成分を元にもどす働きがあります。酸によって歯のミネラル成分が溶け出すのを「脱灰(だっかい)」、溶け出したミネラル成分が元に戻るのを「再石灰化(さいせっかいか)」と言い、唾液は、ミネラル成分を元に戻すのに一役かってくれているんですよ。歯垢の中の酸や食べかすを洗い流したり、消化を助けてくれたりする唾液は、食事のときよく噛むことで分泌量を増やす事ができます。よく噛んで食べると満腹感も感じやすく、肥満防止対策OK。また、胃袋も、「そろそろ食べ物が入ってくるな、よっしゃ、胃酸をだして消化すっぺ」とスタンバイ。自然に行なうカラダの段取りって無駄がないなぁと、ここでもまた感心。いずれにしても、チョコの甘い誘惑は大歓迎でも虫歯の増産は御遠慮したいものです。

□■□  チョコムース  □■□

<材料>
ゼラチン 大2分の1 チョコ 50g 牛乳 200cc
砂糖 40g 生クリーム 150cc

<作り方>
1、牛乳にゼラチン、チョコ、砂糖を入れて煮溶かし、
  とろみがつくまで冷ます
2、生クリームを泡立て、1を混ぜる
3、器に入れ冷蔵庫で冷し固める
<コメント>

 チョコレートは嫌いなのにチョコレートケーキは大好きな次女。このムースは、ココア入りのスポンジを焼いてしみこませる為に使用するムースです。本当は卵白も入れるのですが、なんとなく生卵は入れたくないなぁって入れずに作ってみたら結構美味でした。
 兎に角、横からつまみ食いならず、つまみスプーンがでてきて、しみこませるムースがどんどん無くなっていっちゃうのですから、困ったものです。チョコは クーベルチュ―ルを使用すると、とても美味しいです。ご飯もチョコも、本物はやっぱり美味しいです。
 ところで、チョコレートは油の塊。数多くある食べ物のなかで、含有水分量がすばらしく少ない食品の1つです。体温で溶けるので、なんとなく水っぽい感じですが、食べた後、喉かわくでしょ。食べすぎると鼻血なんてのも出てきますので、チョコをいっぱいもらったモテモテマンはお気をつけ下さい。(笑)