第38回 自然の糀 砂糖の代わりに

2006年2月7日

 ひでむすは会計によわいです。丼勘定をザルでしちゃうくらいひどいもんです。そこで今年は一念発起。経済観念をバッチリ身につけようと、簿記会計講座に参加してきました。何度受けてもサッパリ理解できない会計講座。同じ講義を受講するのは3回目です。「会計の表現手段としては貨幣数値を…。数量的表現が…。財務諸表やバランスシートが…。」負債、資本、資産に勘定…貸借対照表や損益計算書等、普段使わない専門用語がいっぱい。が、今回は聞きなれない単語に耳がなじんできた事もあるのでしょうか、講義が進むうち会計簿記の素晴らしさと重要性がヒシヒシと実感できました。収入と支出の複雑な流れがバッチリわかり、各パーツがピッタリあうように作られている複式会計簿ってすごいですね。文豪ゲーテも絶賛したとか。簿記ほど明確ではないですが、ヒトも収入と支出、つまり、食べた量と使った量が同じでないから体重や体型がかわってくるのですね。「食べ過ぎで太っちゃった~」っていうお悩みも、会計簿のように数字でバッチリ現れてくるといいのに…。生命を営む人では、なかなかそうはいきませんね。

 「私って水飲んだだけでも太っちゃうのよね」って、言う方がいらっしゃるでしょ。でも、それは嘘。水では太りません。人間のカラダの水分量って決まってますからね。御本人の代謝がわるいんですよ。「私、小食なのに太っちゃうのよ~」といいながら、コーヒーにお砂糖いれてるア・ナ・タ。その1匙がデブの元。毎日2杯のんだとすると、1年で2キロ以上も体重増加に貢献することになります。煮物に山盛りお砂糖入れていませんか?酢の物って、い~っぱいお砂糖いれても、あんまり甘く感じないでしょう?私達現代人は、何気ない普段の生活でお砂糖をついつい取りすぎちゃっています。あま~い誘惑はカードローンのようなもの。収支のバランスは、お財布もカラダも同じですね。どちらも健康的にいきたいものです。ここは1つ、自然のかもしだす糀の甘味なんて如何でしょうか?

□■□  甘 酒  □■□

<材料>
白米2合 糀200g

<作り方>
1、白米を4~5倍の水でおかゆに炊く
2、60度まで冷まし、糀を混ぜ入れ、布巾をかけて炊飯器に入れる
3、炊飯器を保温の状態にして、蓋をあけたまま1晩おく

<コメント>

自然の甘味っていろいろありますね。味醂も糀が醸し出す甘味です。この甘酒も、米と糀の甘味です。ひでむすは、雑穀の粟で粟甘酒を作りました。作り方は簡単です。おかゆに炊いて、糀を混ぜて、暖かいところに置いておけばいいだけです。
粟を洗って、4~5倍の水を入れ炊飯器で炊きます。温度を下げてから糀をいれないと、菌が死んでしまいますので、ついうっかり炊き立てに混ぜちゃったらアウトですね。また、蓋をあけて1晩おくと次の日には出来あがりなんですが、蓋をあけておかないと温度が高くなりすぎてまたまた菌が死んじゃいます。
出来あがった甘酒をミキサーにかけて氷を入れると、美味しいシェイクになります。
お試しください。