第40回 頭脳元気で受験も万全

2006年2月21日

 ついこの間2006年が明けたと思ったのに、もう2月も終わり。時間がたつのは早いですね。県立高校の入試まであと2週間。受験をひかえた皆さんは、最後の仕上げの真っ最中。ねじり鉢巻で今までにない頑張りをみせている頃だと思います。が、一心不乱に勉強していると、どういう訳か無性にお腹が空くんですよね「グ~ッ」って。机の前に座りっぱなしで、別に運動をしているわけでもないのに、異様にお腹がすくなぁと不思議な感じです。それもそのはず、脳って他の臓器に比べてものすごいエネルギー食いなんですよ。
 脳の重さは体重の約2%。が、エネルギーの消費量はなんと20%にもなるんです。筋肉と皮膚の合計の重さが約52%なのに対してエネルギー消費量は約25%。そう思うと脳が必要とするエネルギーの量ってすごいでしょ。いっぱい頭をつかうと、お腹も減るはずですねぇ。脳はブドウ糖しかエネルギーに出来ません。つまりデンプンですね。デンプンの代表選手といえば日本人主食のご飯です。しかもゆっくり血糖値を上げるには、白米よりも玄米の方がいいんですよ。白米や白パンは、精製されているため酵素がトットと分解して血糖値がトットと上がっちゃう。未精製のものはファイバーなどが酵素による高速分解からデンプンを保護しているので、徐々に血糖値をあげていくんですね。
 兎に角、脳の中にブドウ糖がなくなってきたらダウン。もうダメ。物覚えも悪くなるし、気分も落込んできちゃいます。あまりにも低くなりすぎると、反対に怒りやすくなっちゃう。お腹がすくと、機嫌悪くなった覚えはありませんか?これは、脳内のブドウ糖のレベルをあげようとノルアドレナリンっていう物質が大量にでてくる為です。かといって、ブドウ糖があふれるほど余っていると、今度は血管のなかで固まって脳梗塞ってことになりかねない…。なにごともちょうどいい塩梅ってあるんですね。ごはんにニラとじ、お味噌汁。脳が喜ぶメニューで、ガンバレ受験生!

□■□  ニラ豆腐の卵とじ  □■□

<材料>
 ニラ1束 水切りした木綿豆腐4分の1丁
 卵1個 塩、醤油、ゴマ油少々

<作り方>
1、フライパンに胡麻油を熱し、3㌢に切ったニラと
  2㌢角に切った豆腐を炒め、醤油をまわしかける
2、卵を割りほぐし、回しかけて蓋をし、半熟状態に
  なったらお好みで塩をふる

<コメント>

 ニラとじって、普通豚肉でするんですよね。が、脳味噌ちゃんには、お豆腐などの大豆製品がすごくいいということで、ニラと組み合せてみました。コツって特にないですが、美味しいお醤油とお塩を使えば、どんな料理も旨くなるので不思議です。
 ところで、今日面白い梅干の食べかたを教わってきました。たたいた梅と納豆を混ぜて食べるちゅうものです。早速試してみます。また、紅茶に梅干入れて飲むそうな。これもやってみます。受験生のみならず、なんだか体によさそうな梅干活用法ですね(笑)
 我が家も来年度は、中高ダブル受験です。なんだか、来年の今頃を思うと…。