第45回 桜の色で気持ち新たに

2006年3月28日

 桜の季節ですね。満開の桜、大好き!桜餅も大好き!春だ~って嬉しくなってきます。日本には、素晴らしい四季があり、1年を通じて様々なお祝い事がありますが、桜の咲く頃は、入学、就職、転勤、引越しと、新しい世界に飛び立っていく方の多い季節でもありますね。
 桜で思い出すのが、結納の時初めて飲んだ桜の塩漬けのお茶です。自然と共に歩む日本文化の素晴らしさに感激しました。桜を塩で保存し、お祝い事にお茶としてふるまう。この桜茶を考え出した方、また最初に振舞われて飲んだ方って誰だったんだろう?心のこもった素晴らしいおもてなしに、きっとホンワカした暖かい気持ちでいっぱいになっただろうなぁ…。
 次女が生まれた時、誕生記念に買った湯のみ茶碗も、綺麗な桃色で渦が絵付けされており春を連想させるものです。桜の咲く季節に、このお湯呑みでお茶を飲むたび、器の桃色とお茶の緑色のコントラストに、これからやってくる芽吹きの季節を思いワクワクすると同時に子供の成長と時のたつはやさを感じています。
 お祝いのコントラスト一等賞といえば「紅白」ですが、この2色を混ぜるとピンク、春色になるんですねぇ。ホンワカ、ほのぼの、うっとり…。心が明るくなるこの色はロマンスグレーの60代の女性に似合う、ステキな60歳になって綺麗なピンクを着るぞ!と憧れていたひでむすですが、おしゃれは自分の為にするんじゃない、見ている相手の為にするんだよという助言をうけ、黒ばかり好んで着るのは卒業して、一生に1度しかない46歳の誕生記念に自分への御褒美は桃色の洋服にしようかなって思考中です。明るい色を着て1年頑張って、来年は一生に1度しかない47歳の誕生日を元気に迎えるぞー! その為にも長寿とダイエット目指して、ヘルシーなフルーツ寒天で祝うとするかな。

□■□  フルーツ寒天  □■□

<材料>
☆ 糸寒天 10g リンゴジュース 3カップ
☆ 水 1カップ 塩 ひとつまみ
☆ お好みで旬の果物 適量

<作り方>
1、糸寒天は一晩水につけ、水を切る
2、材料を鍋に入れ強火で煮、沸騰したら弱火で寒天が
  溶けるまで煮る
3、器に流し入れて冷す(果物をカットして一緒に入れ
  るとなお美味しいです)

<コメント>

寒天ブ~ムなんだってね。テレビで放映されてから、すごい人気だったようだが、多少は下火になったのかなぁ…。が、寒天を常備しておくと、なにかと重宝です。健康にもいいし。今回のレシピは、寒天を水につけておくので、溶け易いですが、糸寒天のコリコリ具合のすきなひでむすは、そのまんまジュースに入れて煮ちゃいます。糸寒天が残ってて、なんだか好きなんだな。最大のコツはかき混ぜない事。かき混ぜちゃうとうまく固まらないんだよねぇ…。ちなみに、寒天はテングサ等の海藻ですが、ゼラチンは牛や豚などの骨や皮から作られます。ゼラチンは蛋白質、寒天は多糖類に分類されるって御存知でした?家事って科学、物理、生物の世界なんだよねぇ。育児はさらに国語、算数、社会、そして道徳なんてものも入ってくるし…。ま、お気軽に作れるおやつということで、作ってみてください。が、ジュースは本物でね(笑)