第59回 衣食足りて幸せな人生

2006年7月4日

 「衣食住足りて礼節を知る」という言葉どうり、この3つは生活する上で大変大切なものですね。
 「住」とは「巣」、つまり「空間」の事で、くつろぎ、憩い、安心、安全等を連想します。行ってきますと出発するところであり、疲れた体を癒しに帰ってくるところ、また家族の集う所ですね。
 「衣」というのは「礼儀」の事ではないかなとひでむすは考えています。服装は自己主張の表現方法。また制服などは所属団体や職業を示す方法ですね。礼装、普段着、くつろぎ着など時、場所、場合(TPO)によって変ってきます。パジャマや水着などはかなりTPOのはっきりした衣類ではないでしょうか。地球上の動物でTPOにあわせた衣類を着ておしゃれが出来るのは人間の特権ですね。
 そして「食」。これは「エネルギー」、つまり生命を営む事。食べ物は消化されてそれぞれの細胞に生まれ変ります。器であるカラダを作ってくれる大切な「食」という漢字は「人+良」と書きます。良いエネルギーは健康、元気、喜びや満足、幸せ、そして日々の活力を生み出してくれます。これがもし、悪いエネルギーを毎日補給していたとしたらどうなるでしょうか。なんだか、不健康からはじまり、ねたみ、そねみ、不平、不満、そして不幸せへのサイクルにおちいっていきそうな気がします。どうせだったら良いエネルギーを取り入れたいものですね。
 一番簡単な良いエネルギーの補給方法は笑いながら幸せに食べる事です。いくら健康によい食材をとこだわって食卓を整えたところで、険悪なムードで食事していたのでは本末転倒。「おいしいね」「ほんとだね」ってニコニコ笑顔で食べるご飯が一番の良いエネルギー補給方法ではないでしょうか。
 憩いの巣でくつろいだ衣類を着、おいしいご飯を食べ、良いエネルギーをいっぱい満たして幸せな人生を送りましょ~。

□■□  インゲンのマヨゴマ味噌タレ  □■□

<材料>
☆ インゲン…1袋
☆ (タレ)味噌、マヨネーズ、擦りゴマ…各大さじ1

<作り方>
1、インゲンを茹でて3㌢位に切る
2、タレの材料を全てボールにいれて混ぜ合せインゲン
  を和える
☆ インゲンをはじめ、いろいろな温野菜を和えるタレ
  として使えます。味噌に馴染みのないお子さんには
  味噌の量を半分にしてお試し下さい。

<コメント>

 ゴマと味噌とマヨネーズ・・・。ミョーな組み合せですが、けっこう美味しいです。長女がマヨラーで困ったもんだと思った時、そうだ味噌と混ぜてやりゃ、食べる量は半分になるなぁ…と始めたものです。これがいける。
 最近のお子さんは味噌を食べないって聞きました。味噌は日本の伝統的な発酵食品。小さな頃から食べさせて、元気に育つ活力をつけさせたいものです。
 温野菜は量もとれていいのですが、茹でた後お水にさらすとせっかくの栄養素が逃げていきそうです。で、ひでむすは固ゆでにして自然に冷まします。緑も飛びませんし、水にさらさなくても美味しいです。電子レンジを盛んに利用されているかたが多いですが、電磁波はやめときましょ。なんだか不自然の極みだからね。ホウレンソウの灰汁もぬけないよ~。
 これからキュウリなどが美味しい季節です。お塩かけて食べるも吉、ゴママヨミソで食べるも吉。ばっかり食のバリエーションを楽しんでください。