第98回 自作でヘルシーな味

2007年6月5日

 「お母さん、冷し中華が食べたい」「え、冷し中華ったって材料がないと作れないよ。いくら母ちゃんの腕がよくったって材料がないと作れないねぇ。残念残念。」ということで娘のリクエストをズーッと無視してきたメニュー。先日のこと、今夜は何にしようかナァと手持ちの材料を眺めていると「あれ、これで冷し中華作れるジャン」と気がつきました。なんだか挑戦心がムクムクと沸きあがり冷し中華を作ってみることにしました。「え、作ってみることにしましたって、作ったことなかったの?」って思ったでしょ。ハイ、ありまっしぇーんでした。随分前に一回作ってみたもののタレが不味くてその後自分で作る気がしなかったんです。最も全くの自己流でこんなもん混ぜて作るんかいなーってやってみたわけで美味しいタレが出来るわけないですね。過去の経験に懲りて今回はどうやったら美味しいタレが作れるか調べてみることにしました。インターネットで冷し中華のレシピを調べてみると市販のタレをそのまま使用する作り方が多い。そうじゃなくって冷し中華のタレが作りたいんだよと昔の料理本をひっくり返して調べてみました。どの本も基本は醤油とお酢、水と砂糖、それにごま油を混ぜたもの。それぞれに個性を出すため複雑な分量だったり聞いたことの無い調味料なんかも登場してきます。「聞いたことない調味料なんて入手しようもないので無視!」なじみある調味料をジャカジャカ混ぜて作ってみたら「あら、意外と美味しいじゃん」。家族にも結構好評でした。具はキュウリとトマト、金糸卵にワカメ、茹でた千切りキャベツ。「焼き豚やハム、海老なんかがあるともっとおいしいねぇ」「蟹が入ってたら豪華だよ」なんて会話を楽しみながら大騒ぎの自己満足冷し中華。自作の良さは材料や素材を好みのものに調整できることですね。砂糖をググッと控えたタレはウエストラインの強い味方です。分量もいたって簡単。これからの季節にぜひお試しください。

□■□  冷し中華のタレ  □■□

<材料>
☆ 醤油、お酢、水、砂糖、ごま油

<作り方>
1、醤油:お酢:水:砂糖:ごま油を1:1:1:0.5:0.5
  の割合で空き瓶に入れてふる
☆ 醤油は気持ち控えめがしょっぱくなくて美味しいです