第64回 母乳育児でスマートに

2006年8月15日

 知人宅の甲斐犬が子犬を産みました。コロコロと丸くヨタヨタと歩く様子は「可愛い」の一言です。片手に乗りそうな程小さいのに、ちゃんとお母さんのお乳をさぐりあて、一生懸命飲んでいます。娘達も子犬を抱っこさせてもらいご満悦。次女の膝の上で安心して寝てしまった子犬がいて身動きできません。「どうしよ~、寝ちゃったよ~」と言いながらも嬉しそうです。
 飼い主の方曰く、母犬もお乳を飲ましている時はすっごいスリムでお乳ばかりがブラ~ンと大きく垂れ下がっているのですが、子犬に乳を飲ませなくなった途端、お乳も引っ込み体型もふっくらとしてくるんですって。人間の母親も、母乳を飲ませているとスリムになるって言われています。妊娠中にお腹と太腿に脂を蓄えてお乳の材料にするとかしないとか…。その脂肪をお乳に変えて赤ん坊に飲んでもらって消費しないとそれがそのまま残るという素晴らしい方程式があるようです。ひでむすの長女は粉ミルク、次女は母乳で育ちました。確かに母乳を飲ませている時は自然にスリムになっていき自分でも驚いたものです。お腹と太腿の脂肪備蓄の件はまんざらウソではないようですので、出産後にスマートな体型をと思われる方はぜひ母乳育児をお薦めします。それにしても自然界の掟というのはすごいものですね。
 二足歩行になって手が自由に使える様になった人間は、脳が最も発達したと言われています。故に1歳頃まで自分で立って歩く事をせず抱っこしてもらって過し、じっくり脳を育てているんだそうですよ。確かに四つ足の動物って成長が早いですものね。野生の世界では産まれてすぐに立たないと餌食にされてしまいますので、成長速度は死活問題です。ノンビリじっくり育つヒトの赤ん坊。生存の為に産まれてすぐに立ち上がらなければいけない赤ん坊。どちらも大切な命です。健やかに幸せに育っていってねと祈るひでむすでした。

□■□  あべかわもどき  □■□

<材料>
☆ 餅米 海苔 醤油

<作り方>
1、餅米を洗い炊飯器で炊く
2、炊きあがった餅米をラップで楕円形にして
  ちょっとつぶし、お醤油をかけて海苔で巻く

<コメント>

 慌てるっていうことは、あまりよくありませんが、危機迫ってピンといろんな事がうかぶっていうことがあります。今回のメニューは、ご飯を炊いてなくて、もち米の炊いたものしかなく、娘が無性にお腹すいたというので、もち米を楕円形に丸めてつぶし、上にオカズの残りだった納豆の天麩羅をのせてしょうゆをかけ、あべかわ風にのりでぐるりと巻いてもたせました。これが結構美味しいと言う事になり、我が家でぶ~むになったのです。
 あ、ちなみにもち米はひげむすが大好きで、自分で勝手にたいています。兎に角やわらか~いご飯が好きな男です。ひでむすはかた~いご飯がすきな女です。嗜好品は多少好みがずれていてもOKなんですが、…いや、嗜好品はずれきっていた方がいいかも。激しい争奪戦がなくて済むぞ…主食部分のズレは困ったものです。
 ということで、もち米炊いた時、お試しください。…え、もち米だけ炊かないって? まっ、そうだわな。失礼しました。