第113回 自転車で秋のひと時

2007年10月30日

 我が家から車で20分ほどの距離にある大型家電店に空箱を返しにいく用事ができました。とても気持ちのいい秋晴れ。ここはひとつエコ生活をしようじゃないかと朝ごはんの食卓で決意表明。「自転車でこれ持って行ってくる」。ところが家族揃って猛反対。「え、やめなよ。途中でのたれ死ぬよ」と長女。「無謀だよ、おかあさん」と次女。「帰ってこれんようになるぞ」と亭主。母を思う暖かい否定の台詞が飛び交いました。たかが車で20分。されど道中はアップダウンがありけっこうきついコースです。これまで常に車で移動。歩くこともほとんど無く近頃階段を登るとゼーゼーいうほどの運動不足。体力もドンドンおちる年齢になりこのままいくと足腰立たなくなるじゃんと思っていた矢先。が、家族にすれば「母ちゃん無理だろ」という程の爆弾表明。心配ももっともです。
 が、そんなことを言って心配していたんでは新しいことは何も始められない。「やってやれないことは無い、やらずにできる訳がない。途中でへばったらS0Sだすから迎えにきて。昼までには戻るからね」ということで、颯爽と自転車にまたがりいざ出陣!と言いたい所ですが、家をでて一歩踏み出した途端頭の中はどの道を通ったら一番いいかとグルグルグルグルフル稼働。車だとラクラクコースも自転車だと勝手が違います。登り坂が一番つらい。距離はあっても登りの少ない道を選んで自転車をこぐことにしました。自転車で走ると思いがけず快適。普段目にすることのない風景や香りを満喫。友人知人とバッタリあって近況報告の立ち話なんぞもできました。ほんのチョッと時間がずれたら会えない人に偶然会っちゃう面白さ。帰り道でコースを変えたら今まで知らなかったパン屋を見つけお昼に焼きたての食パンとフランスパンをゲット。身体を動かしたおかげで手足も温まりお腹も空いてよいことだらけ。普段の生活とちょっと行動を変え楽しい秋のひと時を過ごすことができました。

□■□  餡バター  □■□

<材料>
☆ フランスパン、バター、餡子

<作り方>
1、フランスパンを3センチくらいに切りトースターでサッと焼く
2、バターと餡子をのせて食べる
☆ バターの変わりに泡立てた生クリームでも美味しいです