第101回 日本人よ メシ食おう
2007年6月26日
健康に過ごすには普段の飲食がとても大切な要素だと気がついたのは子供のアトピーがきっかけでした。牛乳、卵、肉を食べると発疹が出る我が子を見て、カラダがいらないと言って発疹までだしているものをなんで無理してでも食べさせようとしているんだろうと反省しました。考えてみれば戦前の日本人って今よりずっと元気だったよな。今みたいに牛乳や卵、パンや肉など食べてなかったよな。自分の子供の頃だってご飯に味噌汁、漬物に煮物やお浸しが一般的な家庭料理だったし、肉より魚のほうが多く食卓に上っていたよなぁ。アトピーの友達もいなかった。だとしたら我が家の食事を自分が子供の頃のメニューをイメージしたものにしたらどうだろう?食材の質も気をつけて不要な添加物のなるべく少ないものにしてみよう。早速実行したら子供の発疹や唇の割れ、耳痛や蓄膿の症状がなくなりました。親の体重も減りひどかった花粉症も気にならなくなったという嬉しいオマケ付きの結果だったのです。
そんな体験より、インキュベーションルームに入居し「食と健康」をテーマに起業したいと試行錯誤しながら考え出したビジネスプランは『①セミナーや講演会で食と健康について学ぶ②料理教室で実際に作って食べ、自然素材のもつ大地の美味しさを五感で感じる③誠実に作られた食材を購入して普段の食生活のクオリティーを高め健康な体つくりをする』というものでした。
和食をする人が増えれば伝統食材が生き残ります。樽でねかせ熟成させた味噌や醤油、漬物、圧搾玉締めで絞った油、車麩や板麩、高野豆腐やこんにゃく、梅干やらっきょう。いろいろな日本古来の食材も食べる人がいなくなれば世の中から消えていってしまいます。特にご飯を食べなくなったら主食が危ない。「皆でメシ食おうよ。私ら日本人なんだからさ」そんな体験話をまわりに喋りまくっていたらいつの間にか人の前で話をする人になっていました。
□■□ さばのみそ煮 □■□
<材料>
☆ さば 半身3切れ ネギ1本
☆ 生姜一かけ、味噌大匙2、酒大匙2
☆ 酢大匙1、水1カップ
<作り方>
1、ネギはぶつ切り、生姜はスライス、さばは3切れに切る
2、混ぜあわせた調味料といっしょに圧力鍋に入れ25分程
圧をかけて煮る
☆ 圧がかかったら弱火にし焦げつかないようにご注意くだ
さい
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