第110回 懐かしい家庭科の試験
2007年10月2日
「栄養素の種類は炭水化物、脂質、蛋白質、無機質にビタミン。炭水化物は糖質と食物繊維があって、糖質は私たちのエネルギー源。糖質の種類は単糖類と二糖類、多糖類に分かれていて、単糖類はブドウ糖、果糖、ガラクトース、二糖類はショ糖、麦芽糖、乳糖。多糖類はでんぷんにグリコーゲン。食物繊維の少糖類がオリゴ糖で多糖類がセルロース、ペクチン、グルコマンナン、アルギン酸。穀類は米、小麦、とうもろこし等で澱粉を70%含んでて水分量は13~15%。水分量が少ないんで保存に優れてる。米はでんぷん構造の違いからうるち米ともち米に分かれてて普段食べてるほうはうるち米。うるち米のでんぷんはアミロースとアミロペクチンからできてて……」娘は今、期末試験の真っ最中。家庭科の勉強をしている横で『懐かしいねぇ。何十年も前にやったよなぁ』と聞き耳をたてていました。「たんぱく質はアミノ酸として吸収され体内で作ることができない必須アミノ酸は9種類で……」『そういえば昔、イロメババアの太りすぎって覚えたよなぁ。』
時代はかわり、最近の教科書はきらびやか。カラー写真も満載で絵も多く眺めているだけでもワクワクしてきます。文字ばかりの専門書と違いあちこちに楽しく学習できる工夫が満載です。学ぶ環境のみだった学生時代は意欲的に勉強せず何気なく過ごして気がつきませんでしたが娘の教科書を覗いてみると家庭科の教科書は普段の生活に密着した役にたつ情報が満載です。
「お母さん、あれあれ、あの私が大好きな水で練って茹でて作る団子の白い粉ってなんて言うんだったっけ?」「白玉粉か?」「ああ、それだー。思い出せなかったー。チョークヤシイ!」試験が終わり家に帰るや否や叫んだ娘の家庭科の試験結果は「あー美味しい。これ大好き」という食い気のほうが勝っていたようです。
□■□ 白玉団子 □■□
<材料>
☆ 白玉粉100g 水90~95cc
<作り方>
1、白玉粉に水をいれてこね一口大の団子に丸めて
沸騰したお湯で煮る
2、団子が浮いて2~3分したら冷水で冷す
☆ 醤油をつけて海苔でまいたりぜんざいやフルーツ蜜豆に
入れたりお好みでお召し上がり下さい。
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