第4回 旬の作物活用し健康に

2019年9月12日

2005年4月26日

「ばっかり食」してますか。 「家の子、肉ばっかり食べるのよ」とか、「スナック菓子ばっかり食べてるの」っていうばっかり食とは違いますよ。 ひでむす御提案のばっかり食は、大地が恵んでくれる「旬」のものばかりのばっかり食事です。筍の時期は筍ばっかり、茄子の時期は茄子ばかり…。

「母ちゃん、また筍?なんで毎日、筍ばっかりなのよー」「そりゃ今が筍の旬で、筍ばっかり採れるからだっぺー」こんな会話のある御家庭は、大地と食卓が近い環境にある証拠ですね。

ひでむすも昨年、畑を借りて、じゃがいもと茄子を植えたのですが、その頃の我が家はまさに「茄子ばっかり」食でした。「こんなに茄子ばっかり、どうしよう…」と呆然としたものです。茄子大好き人間の連れ合いも、毎日続く茄子料理に閉口気味でした。 ジャガイモは食べきれず、今年種芋として庭に植えました。

種を蒔き、苗を植えただけで、1年もしないうちに何倍もの利子をつけてくれる自然の恵みには驚くばかりです。 スーパーでも、春の季節を告げるこの時期にしか食べれない蕗のとうやこごみ、うどなどを見かけました。セリやクレソン等も美味しい季節です。

春野菜のもつ独特の風味は、冬の終わりを告げ、命の始まりを感じさせる力があります。
夏野菜はカラダを冷やす作用が、冬野菜はカラダを温めてくれる作用がある旬の作物には、我々が生きる元気の素がいっぱい隠されているのですね。 幸いな事に、私達が住む福島県は、自然の恵みがいっぱいです。生命力あふれる健康つくりに、大地からの贈り物を頂く旬の「ばっかり食」を活用しましょう!

と言う事で、ひでむす本日のメニューはセリと豆腐の簡単丼です。

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セリと豆腐の簡単丼

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゚〇゚ 材料 ゚〇゚   4人分

セリ1束100g 豆腐半丁250g 胡麻油大1 醤油大1 もみ海苔適量

゚〇゚ 作り方 ゚〇゚

1、 セリは3センチ位のザク切りにし、豆腐は軽く水切りをしておく
2、 中華鍋に胡麻油を熱し、セリを炒めて醤油をまわし入れ、豆腐を崩し入れてからめる
3、 丼にもったご飯(約150g)の上にのせ、もみ海苔をかける

<コメント>

セリ丼は、中華鍋を熱くしておいて、良質の胡麻油で炒めるのがコツ。あたりまえか…。しかし、圧搾玉締め胡麻油で作ると旨いんだな。醤油は多めですが、豆腐が味すうのと、丼の上にかけるのとで、ちょうどいい塩梅。出た汁はもちろん一緒にかけて食べます。
簡単に作れて満足いく食事の究極は、素材の質だって思いました。なんやかややらなくても、美味しいし、幸せな満足感があるのよね。
このセリ丼は素材見ただけでもヘルシーでしょ。春の味がするしね♪ 簡単メニューを、ぜひお験し下さい。