第18回 ポイントは水の切り方

2005年8月9日

先日スイカを頂きました。我が家では買えそうもない程大きくて立派なスイカ。美味しかった~。やっぱ、夏のおやつはギンギンに冷えたスイカに限ります。食べ終わった後、皮をむいて、白い部分を短冊に切り、塩でもんで漬物にしました。「うちの父ちゃん、この漬物が好きだったな―」って思いながら、レトロに浸っていると、「ゴミでなにやってんの?」という娘のせりふが…。
「ゴミじゃないよ、スイカの漬物作ってんの。シャリシャリして美味しいんだから」
「えー、スイカの皮が~」
「そう、じいちゃんの好物だったんだよ」
「ふ~ん」
世の中、どんどん贅沢になってきているんですね。娘にゴミとしか認識されていなかったスイカの皮だって、切って塩でもんどきゃ食べれるんだぞという事を教えていなかったなぁと、ひでむすは反省しました。
福島は桃も旨いですね~。福島に越してくるまで白桃しか食べたことなかったひでむすは、福島に越してきて、桃の色がピンクなのにビックリしました。(ちなみにひでむす出身の広島県は、白桃の生産で有名な岡山県の隣です。)子供の頃海に泳ぎに行く時、スイカ、桃、おにぎりが三種の神器だったなー。あと夏のおやつといえばトウモロコシ。福島に来て初めて皮付きのトウモロコシを見ました。なにせ引っ越してくるまでは、縁日で売っている焼きトウモロコシしか見たことなかったので皮つきのトウモロコシにビックリした記憶があります。
おやつと違って、ごはん作りというのは、日々の事です。暑い夏などは、コンロの前に立ちたくない事もありますね。幸いなことに、ご飯は炊飯器が炊いてくれる時代です。しからば、ちょいと工夫して、今日は庭にいっぱい自生している大葉とミョウガで、豆腐ぶっかけご飯にでもしましょうかね。刻んだ具をご飯にのせるだけ。ポイントは豆腐の水切り。タオルを巻いて冷蔵庫にいれておくと、しっかり水が切れます。ひでむすの家では、「マゴハヤサシイ」食の夏バージョンとして活躍のメニューです。
8月の料理教室で御紹介しましたら、「美味しい」って意外にうけていました。「なんだかお茶をかけたい気分だね」っていう声も…。何より作るのが簡単なのが主婦の方々には嬉しかったようです。娘にゴミと間違えられた気の毒なスイカの皮の漬物なども、一緒にぶっかけてお召し上がり下さい。さっぱりしていて美味しいですよ。************************

(夏のお助け)豆腐ぶっかけご飯 (1人前)

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材料
水きり豆腐 4分の1丁
オオバ(大)1枚
ミョウガ 半個
ゴマ 大匙1
もみ海苔 半畳
しらすちりめん 大匙1
ご飯 茶碗かるく1杯
醤油 適量

作り方
1、 大葉、ミョウガは千切りに、水きりした豆腐はサイコロに切る
2、 丼にご飯を入れ、海苔と1の材料及びゴマ、しらすをのせ、醤油を回しかける

<コメント>

この豆腐丼のレシピは、どさくさに紛れて出来たものです。今日は暑いし、買い物いくのもメンドイし、庭に毎年群生する大葉、裏に自生しているミョウガ、常備している海苔や雑魚、胡麻にお豆腐いれると、「まごはやさしい」丼、夏バージョンだなって考えたの。椎茸等のきのことイモは秋の物なので、夏バージョンの時はお休み。サッサと切ってパッパとかけて、ザッザと食べる。簡単でイイジャンカーって出来たレシピです。こんなに簡単で美味しくていいのかしらって感じ。しかし、今日のように涼しいと、秋の収穫が心配ですね。