第55回 「事始」に子供と一緒に

2006年6月6日

 今日は6月6日「事始の日」。古来より芸事始めは6歳の6月6日という習わしがあり、それにちなんで、全国楽器協会、東京邦楽器商工業協同組合が制定したものです。
 ピアノや琴三味線、踊り等の芸事も、最初は上手くいかなくても続けているうちに徐々に腕があがっていき、楽しくなってくるものです。芸事とは違いますが、日々のご飯作りも幼少の頃から始めると習慣の一部になり苦もなく出来る様になることうけあいですね。
 長い長い歴史のなかで、動物は常に飢えと戦っていました。故に物を食べるというのは、動物にとっては至福の時。これは人間だって例外ではありません。飽食の時代となったのはごく最近の事ですものね。さらに今の時代は、料理にあわせた食器やクロスなど、ステキな食卓に整えてノンビリ優雅に食事が出来る時代になってきました。小児期はいろいろな能力が目覚めてゆくと同時に、将来のカラダ作りに大切な時期。好奇心も旺盛な頃ですから、この時期にいかに面白くご飯作りに参加させ、かつステキな食文化を伝える事が出来るかが保護者の腕のみせどころですね。なにせ食育の基本は家庭ですからね。
 といっても、普段の忙しい日々に、優雅にノンビリ過す時間を捻出するのは難しいという方も多いのではないでしょうか?特に働く主婦は大変。そこにチョコマカ動き回る子供がいると、ノイローゼ一歩手前状態。「分っちゃいるけど大変なのよ~」という悲鳴が聞こえてきそうです。今はあちこちですこぶる美味しいお惣菜も販売されています。ついつい手がでちゃいますよねぇ。
 そんな時に無理してイライラしながらご飯を作っても美味しいものは出来ませんね。そこで裏ワザ。と~っても簡単に出来る料理のレシピがいくつかあると、とても重宝です。事始の今日は、小さなお子さんと一緒に作れる目からうろこの究極簡単メニュー、「とろろ昆布のお吸い物」を御紹介いたします。海藻は毎日とりたいものの1つです。ぜひお試しください。

□■□  とろろ昆布のお吸い物  □■□

<材料>
☆ お湯 200cc とろろ昆布 2~3g
☆ お醤油 小匙1~2

<作り方>
1、御椀にとろろ昆布を入れてお湯をそそぎ、   お醤油をいれてかき混ぜる ☆ とろろや醤油の量はお好みで加減してくださいね

<コメント>

 あんまり簡単すぎて、何も書くことない…。困ったぞと朝から頭をかいているひでむすです。
 なんだかこ難しい材料をいろいろ混ぜて手のこんだハイカラなものを作るのもいいですが、超シンプルに、とろろ昆布を入れてお湯入れて醤油入れるなんてものでもいいのではないでしょうか?
 とろろ昆布のかわりにカットわかめでも美味しいですよ。両方いれてもGOOD!
 素材は多少美味しいもの・・・ 本醸造の醤油とか、誠実に作られているトロロ昆布とか・・・じゃないと、一寸変な化学調味料の味がして美味しくない…と思います。
 ちなみにひでむすは、三郎君宅の醤油で作っています(笑)。