第77回 ツリー飾り1人も楽し

2006年12月5日

 「ねえ、今からツリー飾ろうよ、」「ア、無理無理。来週期末試験。」「え、飾らないの?」「今年はいいんじゃない。」「もうすぐセンター試験だし、浮かれてる場合じゃないしね」中学、高校と2人の受験生がいる我が家。年に一度のクリスマス準備なのにつれない返事です。子供も大きくなると寂しいものですね。ホンの数年前までは「え、クリスマスツリー出すの?」「やったー。ばんざ~い!」なんてすっごく喜んで一緒に飾り付けをしていたのにさ。「子供が受験じゃろうが試験じゃろうがわたしゃツリーを出すぞい!」。我が家のツリーは天井までとどく巨大なものです。1人での作業はさぞや大変だろうなと身構えて取りかかったのですが以外や以外。「あれ、ツリー出して飾り付けるのってこんなに簡単だったっけ?」というくらいアッと言う間に終了してしまいました。
 いくら我が子とはいえ共同作業というのは意見の食い違いや話し合いで譲り合わないといけない事なども出てきます。作業中はさりげないお喋りもはずみ手を動かしているのか口をうごかしているのか分らない時間も多い。ところが一人でとなるとトットと仕事が片付いちゃうんですよね。お喋りも無し、意見の対立もなし。だからといって寂しいわけではなく、クラシック音楽をかけながらゆったりと飾り付けをし、なんだかすがとてもすがしい時間となりました。電飾に点灯すると色とりどりの明りがついたり消えたり。「あ~、やっぱりだしてよかったな~」。ウットリ眺めていると玄関からなにやら元気な声が。「ただいま~、あれ、お母さんツリー出したの?やっぱりキレイだね。」「でしょ~、やっぱり出してよかったよ~」。子供の成長と共に家族のそれぞれの時の過し方もかわってきました。たとえ1人でも一生に1度しかない今日という時をめいっぱい楽しみ幸せな日々の積み重ねのひとこまにしたいな~と願う何かと気ぜわしい師走1日の出来事でした。

□■□  カボチャサラダ  □■□

<材料>
☆ カボチャ、レーズン、リンゴ
☆ 練りゴマ

<作り方>
1、練りゴマを倍量の水で練って柔らかくしておく
2、カボチャを蒸してつぶし、刻んだリンゴ、
  レーズンと一緒にゴマで和える
☆ 練りゴマのかわりにマヨネーズでもOKです

<コメント>

 年末ですね。師走です。今年もあと僅かになり、しみじみ1年の移り変わりを感じています。特に今年は子供の受験を控え、これが終わると親元を離れていくのかと寂しいような嬉しいような…。複雑な気持ちですね。
 さて、今日のカボチャサラダはカボチャの味が決めてです。リンゴは紅玉が美味しい。練りゴマはもとの硬さによってどの程度の水の分量かが変ってきますので、ここいらへんは何度も作ってよい塩梅を加減してください。梅酢を少しいれても美味しいです。レーズンはオーガニックのものが味も濃くうまいんですが、ちょっと洗った方がいいですね。なんせ天日干しですので結構汚れています。
 今年は暖かいのでなんとなくクリスマスっていう感じかしないです。時間というのは一番限りある資産だなって思い始めました。お金はなくしても稼げばいいけど時間は取り返せないものですね。
 ということで、今年もあと僅か。張りきって幸せ人生を生きましょう!