第20回 健康と食育に良い和食

2005年8月23日

「知育、徳育、体育」これまで行われてきた3つの教育に最近加わった「食育」。子供が牛乳や卵にアレルギーがあったお陰で、15年程前より「普段のメシは、元気に生きる基本の基本だ」と気付いたひでむすは、ようやく世間に認知された食育に「よかった~」と喜んでいます。
アトピッ子のお陰で、普段食べている食事を肉中心から野菜中心に変えると、体調はもちろん、物の考え方や生活習慣も変ってきました。例えばね、それまではスーパーで混んだレジだと「早くしてよ~」ってイライラしてたんです。が、食事の内容を変えてからは、そのイライラが無くなったんです。かつ、早起きになっちゃった。早く目が覚めるので、早く寝る。早寝早起きのリズムが自然に出来ちゃったんです。食を変えたら、生活習慣まで変っちゃったんですね。
ひでむすの母は、西洋文化に憧れていましたから、スパゲティーやハンバーグなどよく作ってくれました。トンカツやカレー、シチューなんてのも食卓によく登場していましたね。トンカツの時なんて、ナイフとフォークで、ご飯なんかはお皿に盛っちゃって、食べてたの。今思えば笑っちゃいますね(天国の母ちゃん、ゴメンナサイ)。まあ、小さな台所で、母はなんやかやとよく作って食べさせてくれました。純粋な和食っていうより、戦後流行った洋風和食料理が多かったです。私も味噌や醤油ベースの野菜料理より、「おかあさんはやすめ」食の方を喜んで食べていたのでしょうね。
世代が変り、核家族の我が家は、戦前の和食をイメージして子育て中。なにせ海外でヘルシーで健康にいいと大ブレイクの和食です。本家本元の日本人が得意とする飯作りですもの、お任せ下さいってなもんですよね。
和食の和って、辞書によりますと「協力や協調すること、仲直りすること」っていう意味なんですって。昔、中国では日本の事を「和」って呼んでました。ヤマト(大和)の国。カッコイイ!
「食」っていう字は、人を良くするって書くのだから、「和食」って言うのは、協力的で協調性をもった良い人を育てるゴハンって言う事になるのかなぁ。だったら食育に和をくっつけて「和食育」なんて流行させたらどうかしら。うん、グッドアイディアだ!
和の食材も使い方によっては今風の御馳走になりますよ。で、今日は板麩を使ったレシピ~。*****************

板麩の御馳走プレート(4人前)

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材料
切り板麩20g。パプリカ(赤、黄、オレンジ)各4分の1個。チンゲンサイ1束。
シメジ1袋。漬け汁(醤油大さじ2、水大さじ1、生姜少々)。胡麻油。塩。
レタス2枚。ごはん茶碗1杯分。

作り方
1、 切り板麩を付汁に漬けておく
2、 パプリカは千切り、チンゲンサイとしめじは食べやすい大きさに切る
3、 中華鍋に胡麻油を熱し、レタス以外の材料を炒め、塩で味を整える
4、 お皿にご飯を盛り、レタスを一口大にちぎってのせ、その上に炒めた具をかける

<コメント>

板麩って、見たことありますか?私は、食習慣を変えるまで,板麩って見た事も食べたこともなかったです。これ、醤油に漬けておくと、とっても便利。なにかと美味しい1品になります。この醤油漬け板麩に片栗粉つけて、多めの油であげると、立派なオカズです。で、今回の御馳走プレートのコツは…。特にないなぁ、簡単すぎて。で、今回はイタフの写真をご覧下さい。アシカラズ…。